製品の構造を説明するイラストを依頼するときは、外観を見せたいのか、内部を見せたいのか、部品同士の関係を見せたいのかを決めます。同じ製品でも、目的によって必要な図は変わります。
製品パンフレットや解説記事で使う図版は、設計や製造のための図面とは限りません。読者に特徴や仕組みを説明するため、見せたい部分を選んで描くことがあります。
外観を見せる図
外観を見せる場合は、製品写真だけでは伝えにくい角度や、強調したい部分を指定します。正面、側面、斜め上など、どの方向から見るかを決め、ロゴや操作部など再現が必要な箇所を示します。
開発途中の製品や撮影できない製品では、確認用の図面や試作品写真が必要です。資料にない面を描くなら、その形が分かる追加資料を用意します。
内部を見せる図
内部構造を説明する場合は、外装の一部を透かすのか、断面として切るのか、外装を外した状態にするのかを選びます。見せる部品と隠す部品を決め、内部のどこが説明の中心なのかを伝えます。
実物では同時に見えない部分を一枚へ入れると、位置関係を誤解させることがあります。説明のために位置や大きさを変える場合は、事実上の配置と図上の表現を依頼者側で確認します。
部品を分けて見せる図
部品同士の関係を見せる場合は、どの順番で並べるか、番号を付けるか、名称を併記するかを決めます。精密な部品表や整備用の分解図が必要なら、寸法や部品構成を正確に扱える制作先が必要です。
図版イラスト制作所では、技術系ウェブ記事の解説図や、スポーツ用品メーカーの製品詳細イラストなどを制作しています。一方、CAD製図は対応外です。説明用の構造イラストを依頼するときは、設計図面としての正確さが必要なのか、読者向けに特徴を整理する図なのかを明確にします。





