図版の修正指示では、気になる箇所と、直した後の状態を対応させて伝えます。「分かりにくい」「イメージと違う」だけでは、制作者が何を変更すればよいか判断できません。
初稿の画像へ番号や矢印を書き込み、その番号ごとに修正内容を記載します。図版が複数ある場合は、ファイル名や図版番号も付けます。
現在の状態と変更後をセットで書く
例えば、「右側の矢印を修正」ではなく、「矢印1を左向きから右向きへ変更」のように書きます。文字なら、「ラベル3の『送信』を『登録』へ変更」と、変更前と変更後を示します。
位置を変える場合は、移動先を画像上で示します。「少し右」ではなく、隣の部品との関係や、そろえる基準を書きます。色を変える場合も、指定色があるなら色番号や既存図版を示します。
内容の訂正と見た目の調整を分ける
部品の位置、用語、数値、矢印の方向など、説明内容に関わる修正は先にまとめます。その後で、線の太さ、余白、色の強弱など、見た目の調整を伝えます。
内容の訂正と見た目の希望を一つの文へ混ぜると、どこまで変更するのか分かりにくくなります。「事実と違うので直す箇所」と「読みやすくするために調整する箇所」を分けます。
複数人の指示を一本にまとめる
編集者、著者、監修者など複数人が確認する場合は、同じ箇所へ異なる指示が出ることがあります。制作者へ返す前に発注側で内容を確認し、一つの指示にまとめます。
前の指示を取り消す場合は、取り消したことを明記します。修正版を確認するときは、今回直した箇所だけでなく、その変更によって周囲の線や文字がずれていないかも見ます。
図版イラスト制作所では、通常の制作過程で発生する修正には対応しています。ただし、制作途中で前提が変わった場合や、当初と違う要望が増えた場合は扱いが変わります。修正指示を返すときは、当初の指示との違いが分かるように整理します。





