インフォグラフィックとは、情報やデータを、グラフ、図、地図、アイコン、イラスト、文字などによって視覚的に整理したものです。複数の情報を一つの画面にまとめ、内容の全体像や要点を伝えるために使われます。
インフォグラフィックは情報全体を組み立てたもの
インフォグラフィックは、特定の形や描き方を指す言葉ではありません。伝えたい情報を選び、読む順番を考え、それぞれの関係が分かるように配置したものを指します。
たとえば、数字はグラフで示し、場所は地図で示し、物や人物はアイコンやイラストで表します。そこに見出しや短い説明を加え、一つの内容として読めるように構成します。
図を目立たせることだけが目的ではありません。文章や数値をそのまま並べるよりも、情報の関係や変化を把握しやすくすることが主な役割です。
グラフや図版もインフォグラフィックを構成する
ある地域の人口推移を棒グラフだけで示したものは、通常はグラフと呼ばれます。そのグラフに地図、年代別の数値、人物のアイコン、変化の背景を説明する短い文章などを加え、地域の変化を一つの画面で伝える形にすると、インフォグラフィックと呼びやすくなります。
図版イラストや解説図も、インフォグラフィックの中で使われることがあります。機械の構造を示す図、手順を示すフロー図、物の形を示すイラストなどは、それぞれ単独でも情報を伝えられます。インフォグラフィックでは、こうした図をほかの情報と組み合わせ、全体として一つの内容を伝えます。
用語の境界は厳密ではない
インフォグラフィック、図解、解説図、データビジュアライゼーションなどの言葉には、互いに重なる部分があります。同じ図でも、掲載する媒体や扱う内容によって呼び方が変わることがあります。
そのため、見た目だけで厳密に分類するのは困難です。単独の構造や仕組みを説明する図なのか、複数の情報をまとめて一つの流れとして見せるものなのかを考えると、それぞれの言葉が指している範囲を捉えやすくなります。