栽培・園芸の解説イラスト。作業の手元や土の中を図で見せる

栽培や園芸の記事には、植物の写真だけでなく、作業の方法を説明するイラストも使えます。手をどこへ入れるのか、苗をどのように扱うのか、土の中で何が起きているのかなど、完成した畑や植物の写真とは違う情報を見せる図です。

図版イラスト制作所では、家庭菜園誌「野菜だより」で畑の作り方を解説するイラストを制作しました。栽培や植物の利用法をまとめたイラストの制作例もあります。

作業の手元と、周囲の状態を一緒に描く

下の制作例は、苗を間引く場面のイラストです。手だけを大きく描くのではなく、周囲の苗や畝も含めて、どこで行う作業なのかがわかる絵にしています。

家庭菜園誌の制作例。苗を間引く作業の手元を描いたイラスト。
家庭菜園誌の制作例。苗を間引く作業の手元を描いたイラスト。

写真で説明できる作業もありますが、手で大事な部分が隠れたり、背景の情報が多くなったりすることがあります。イラストなら、説明に必要な手、道具、植物を残し、周囲を整理して描けます。

実際の写真を参考にしながら、見せる範囲や向きを変えることもできます。写真の代わりに完成風景を描くだけでなく、読者に見てほしい作業の部分を取り出す使い方です。

土の下や、時間による変化も説明できる

畑の作業では、地表だけを見せても説明できない内容があります。根の位置、土の層、土に埋めたものなどは、地面を切ったような断面図で示せます。地下を見せるために土を掘ると、作業前の状態をそのまま保てない場合にも図が使えます。

また、植えた直後と成長後、処理する前と後などを並べれば、時間による違いを説明できます。実際の記事で必要になる状態を選んで描くため、撮影時期の違いだけに頼らず紙面を構成できます。

「野菜だより」では、写真資料をご提供いただき、ラフを確認しながら模式的な図へまとめました。日光による土壌処理を説明するイラストなども制作しています。

育て方と使い方を、1枚のイラストにまとめる

下は、チコリを題材にした過去の制作例です。植物の姿に加えて、容器で育てる場面、間引き、葉や根の利用法などを、短い説明と一緒に配置しています。

過去の制作例。チコリの育て方と利用法をまとめたイラスト。
過去の制作例。チコリの育て方と利用法をまとめたイラスト。

作業1つを説明する小さな図とは違い、複数の場面を組み合わせた読み物として紙面を作れます。同じシリーズの雑誌掲載例では、ページの約3/4をイラストが占め、残りに解説文章を置いた構成もありました。

ここに掲載した手描き文字や描画方法は、過去の制作例の仕様です。現在はデジタルで制作し、文字にはフォントの使用をご提案しています。紙と水彩絵具によるアナログ制作は承っていません。

栽培方法や記事の内容は依頼者側でご用意いただき、それをもとにイラストを制作します。雑誌、書籍、植物や園芸を扱う解説記事などに使う図版をご相談いただけます。

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