インフォグラフィックの制作を依頼するときは、集めた数字や文章をそのまま渡す前に、「この図を見た人に何を読み取ってほしいか」を一つ決めます。データが多くても、中心となる答えが決まっていなければ、情報を並べただけの図になりやすいためです。
例えば、5年間の利用者数を見せる場合でも、毎年増えていることを伝えたいのか、特定の年の変化を伝えたいのかで、強調する数字と図の組み方が変わります。
元データと表示する数字を分ける
制作側には、加工前の元データと、図へ表示したい数字を分けて渡します。表計算ファイル、調査結果、集計表などがある場合は、対象となる行や列を指定します。割合を使う場合は、分母と分子、集計期間、単位も明記します。
数値の出典を表示するなら、出典名とURL、調査年などの表記原稿も用意します。制作者が元資料から数字を拾うのか、依頼者が確定済みの数字を渡すのかも決めます。
比較の基準を決める
複数の数字を比べるときは、何と何を同じ基準で比べるのかを確認します。年度、地域、対象者、単位が異なるデータを一つのグラフへ入れると、見た目はまとまっていても比較できないことがあります。
時系列なら時間の順に並べ、構成比なら全体を100として見せるなど、読み方に合う形を選びます。どの表現がよいか分からない場合も、伝えたい結論と元データが確定していれば、見せ方を制作者と相談できます。
一枚に入れる範囲を決める
インフォグラフィックには、グラフ、数字、アイコン、短い説明文などを組み合わせられます。ただし、調査結果のすべてを一枚へ入れる必要はありません。一枚で伝える結論を一つに絞り、補足情報は本文や別の図へ分けます。
図版イラスト制作所では、インフォグラフィックやグラフを含む説明図を制作しています。依頼時には、確定した元データ、図へ表示する数字、比較の基準、出典表記、読み取ってほしい結論をまとめます。掲載する媒体と実際のサイズも伝えると、一枚に入れられる情報量を判断できます。





