西日本出版社から発売された書籍「関西電力と原発」の制作において、表紙の水彩風景イラストおよび本文内の図版を提供しました。著者は新聞うずみ火編集部/矢野 宏さん・高橋 宏さん。巻末座談会にはテレビでおなじみのフリーアナウンサー、山本浩之さんも参加されてます。
※この記事はFacetory70 BLOGからの転載です。
初出:https://blog.factory70.com/news/kansai-no-genpatsu
イラスト制作のご依頼をお考えの方へ
いつもは自分の関わった仕事を紹介するのは単純に嬉しいものですが、じつは、この作品についてはちょっと迷いました。テーマがテーマだけに、周りのかたから勘違いされそうだからです。
申し上げておきます。私は、脱原発派ではありません。だからといって、原発推進派でもありません。ウィともノンとも言わない者です。だけどそれって、関西在住のみなさんの多くには共感していただけるのではないかしら?あまり自分のこととしては捉えられていない、この感覚。私も同じなんです。
だけど、そんな皆さんにも手に取って頂きたいという思いをこめて、表紙は清らかな初夏の海辺の風景で飾ることになりました。
きれいでしょ?
じつはこの絵、福井のとある原発です。言われなければ分かりませんよね。
福島は遠いところの話で、とばかり言っていられないのは知っているけれどね……、という方に、まずは知ってくださいという姿勢で、押し付けがましい成分は極少なく、関西の原発の歴史や現状を教えてくれるのがこの本です。
ぜひぜひ、読んでみて頂けたら嬉しいです。